本伝会 見学研修報告

2008年10月31日~11月3日  於:奈良県

 奈良研修の発端は、平成20年2月23日に実施した「天領日田の甍シンポジウム」の日田オリジナルの瓦金型製作に起因するものであり、その際講師をお願いした小林章男先生の会社が奈良にある瓦宇工業所であり、この工場見学と小林先生の収集されている古瓦等を直接眼で見て、手で触れる肌で味わう研修と、今井町・奈良町界隈の町並み保存・施工状況の視察を主目的とし、法隆寺・上御堂・夢殿の開扉期間に合わせて計画を立てた。普通の奈良旅行ではあまり行かない所を見学するべく、東大寺の背面や平城京の朱雀門・飛鳥地方では談山神社を計画。

工 程  10月31日 出発

 11月 1日 瓦宇工業所 → 奈良町界隈 → 東大寺附近

        2日 談山神社 → 今井町 → 法隆寺

        3日 日田着

参加者  梶原勝久・室 哲・平塚英利・野村晋二・林 秀一・養父信義(以上会員)

原田文利・森 真一郎

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2011年11月15日~16日  於:出雲大社・石見銀山他

「平成の大遷宮」で平成20年の仮遷宮祭から5ヵ年をかけての御遷宮事業のなか、出雲大社御本殿の保存修理工事の最中であり、この御本殿をメインに大森銀山伝建地区と三瓶小豆原埋没林を見学研修することとした。今回は後継者育成事業の研修も兼ねて総勢12名の参加となった。

工 程   11月15日 出発 → 石見銀山(大田市大森銀山伝統的建造物群保存地区)

         16日 出雲大社 → 三瓶小豆原埋没林公園 → 日田着

参加者   養父信義・梶原勝久・重石光義・日高淳一・野村晋二・梶原和則・

   平塚英利・林 秀一

      後継者育成事業 本伝会研修生の4名

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2012年8月25日~26日  於:名古屋城&足助及び三州瓦見学

 平成24年度の見学研修の旅は、連日の真夏日が続く8月25日(土)26日(日)と2日間に渡り碧南市の三州瓦の工場・名古屋市の名古屋城と豊田市の足助伝建地区の見学研修を行った。参加人数は最終的に12名であった。

 名古屋城本丸御殿の復元工事の最中であり、また西南隅櫓、旧二之丸東二之門の保存修理工事を施工中であり、この櫓と門の監理を(公財)文化財建造物保存技術協会が受注し、その監理事務所に旧知の大川畑博文氏が担当されていることで、名古屋城の工事を研修物件の主目的とさせていただいた。せっかく名古屋に行くのであるから、日頃より屋根瓦で面識のある三州瓦、丸栄陶業株式会社が碧南市にあり、昨年伝建指定を受けた足助地区(豊田市)がありこの二ヶ所も見学研修することとした。

工 程   8月25日 出発 → 丸栄陶業(株) → 名古屋城

        26日 足助伝建地区 → 日田着

参加者   養父信義・三松健次・梶原勝久・重石光義・日高淳一・梶原和則・

      佐藤 実・平塚英利・室  哲・野村晋二・酒井亜紀・林 秀一

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2013年8月24日~25日  於:姫路城と神戸市

 成25年度の研修は、昨年の名古屋城に続いてちょうど1年ぶりの8月24日(土)と25日(日)の二日間とし、保存修理工事の最中である姫路城と神戸中山手通の竹中道具館と北野町山本通り(伝統的建造物群保存地区)の異人館の見学研修を行なうこととした。奇しくも平成26年の大河ドラマが黒田官兵衛に決定していた。姫路城の城代(城主)であった所縁のお城である。

 今回は交通の便の良い立地であり、公共交通機関を利用する工程を組んだ。

工 程  8月24日 出発 → 姫路城 → 三ノ宮

       25日 竹中道具館 → 北野町伝建地区 → 日田着

参加者  養父信義・梶原勝久・伊藤哲司・重石光義・平塚英利・林 秀一・

梶原和則・三ヶ尻勝・有田頼正・酒井亜紀

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